
繰り返す女
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生命保険会社の事務として働く野田貴子には、人の持ち物を衝動的に盗む癖がある。人付き合いが少なく、職場でも孤立しがちな日々を過ごしていたある日、苦手な同僚・木村燈の手鏡を盗んだ瞬間を本人に目撃されてしまう。しかし木村は、問いただすこともせずに、静かにその場を立ち去った。思いがけない反応に戸惑った野田は、次第に木村の存在を強く意識するようになる。盗むことでしか誰かと繋がれなかった女と、全てを捨てて身軽になりたい女。孤独を抱えた二人の、不器用で歪な交流が生まれる。



